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アクセラレーションプログラム未来X(mirai cross)2024 最終審査会 受賞者インタビュー パワーウェーブ

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アクセラレーションプログラム未来X(mirai cross)2024最終審査会、連携団体(Deep Tech他)部門最優秀賞を受賞された株式会社パワーウェーブ取締役副社長の種田様に、インタビューを行いました。

「私は今までに、何度かピッチイベントに登壇してきましたが、未来X(mirai cross)のアクセラレーションプログラムのプレゼン研修では、数秒話しては止められる…を繰り返しまして頼もしい講師の方から無料で支援を受けられるのは、ありがたかったですね。」
そう語るのは、取締役副社長である種田様。

受賞企業 株式会社パワーウェーブ
事業概要 次世代ワイヤレス給電技術で電動モビリティへの停車中・走行中給電を実現する
インタビュー 取締役副社長 種田憲人 様

―未来X(mirai cross)の連携団体部門 最優秀賞の受賞、おめでとうございます。種田様は三井住友銀行のOBとなりますが、ご自身のキャリアをお聞かせいただけますか。

2012年三井住友銀行に入行しましたが、辞めた後に2回、起業しています。
もともと地域課題へより主体的にかかわっていきたいとの想いから銀行を離れており、自治体や企業、大学機関と連携した地域課題解決に挑む株式会社タスキを設立しました。5年ほど会社を運営しつつ、スタートアップ支援のイベントで登壇をした際に、パワーウェーブを一緒に立ち上げることになる阿部に声をかけられました。豊橋技術科学大学の研究者として「こういうことをやりたいんだけど、興味はないか?」と無線給電について熱く語られ、未来を感じられる技術だな…と私も惚れ込んでしまい、2021年に豊橋技術科学大学発ベンチャーである株式会社パワーウェーブの設立に至りました。

―どのような経緯で、アクセラレーションプログラム未来X(mirai cross)にご参加いただいたのでしょうか。

出資くださっているVCイベント(Incubate Camp 16th)にて、光栄にも総合優勝させていただき、その副賞として本アクセラレーションプログラム未来X(mirai cross)の「連携団体部門」の登壇権をいただきました。私もOBですので、未来X(mirai cross)の存在自体は以前より存じ上げておりましたが、OBゆえ正面から申し込むのは少し気がひけてしまっていたのかもしれません。
当社の技術の根幹については、大学の研究室で、電界結合方式によるワイヤレス給電技術の開発を2007年から続けてきました。この技術を必要とする社会的なニーズの高まりこそあるものの、なかなか新しい技術を社会に浸透させるためには、多くの困難があります。私は阿部と一緒に会社を設立してからは、社会実装を進めていくべく色々と試行錯誤する中で、いわゆるピッチイベントにも登壇するようにしてきました。

―ご参加いただいた研修の中で、印象に残っているものはありますか?

正直、プレゼン研修には驚きました。前述の通り、私はピッチ登壇経験を重ねており、何度も練習を重ねてきた自負はありましたが、プレゼン研修で講師いただいた方には、話し始めた途端に遮られました。「そこはもっとイントネーションを下げて。」「ここは1秒沈黙で。」と、数秒話しては止められるを繰り返しました。無料のアクセラレーションプログラムで、ここまで本気で向かい合ってくださる講師の方がいらっしゃるのは、素敵ですね。
またメンタリングくださった方にも、すごく親身に相談に乗っていただきました。研修もそうですが、面倒見の良い方がそろっていらっしゃって、受講者側としては有難い限りです。その後も、メンターの方とは関係を継続しています。

―最終審査会の当日は、いかがでしたか?

ピッチは楽しくすることが出来ました。質疑応答では、私たちの会社が現在直面している法令の壁について気にしてくださる審査員もいらっしゃり、ピッチをお聞きになる前から当社のことをお調べくださっていたと感じました。
また参加されている投資家やメンタリングいただいた講師の方、同じ起業家と交流も図れ、ビジネスの輪が広がりましたね。ブースにも、自治体の方がお越しくださって、商談できました。

―最後に一言、お願いいたします。

幅広い研修プログラムやメンタリングの講師からの支援を受けられるうえ、最終審査会ではたくさんの企業や関係者の方に自らの事業を聞いていただくチャンスとなります。是非真剣に取り組んで結果を残していくことをおススメします!


未来X(mirai cross)では、スタートアップ・事業会社の皆さまの事業共創推進に向けた取組を展開中! 各プログラムの詳細は、公式HPより会員登録(無料)いただけますとご案内いたします。
お問い合わせ:(事務局メールアドレス)