アクセラレーションプログラム未来X(mirai cross)2024の全体研修は、5週間に亘って開催。
昨年まではコロナ禍もあり、オンラインでの研修がメインでしたが、今年はリアルとオンラインの研修を織り交ぜて開催(※)。ご参加されたスタートアップは「業種」「ステージ」別にグループを組み、毎度講義後にグループ内のディスカッションの場を設けることで、講義の理解を深めつつ参加者同士の交流に繋げました。
さて、気になる研修・メンタリングスケジュールは以下の通り。
スタートアップが成長して直面していく課題に合わせて、講義の流れ・順番にも工夫を凝らしています。当記事では研修1週目の様子をレポートします。
(※)参加者であるスタートアップは、運営の都合で各企業1名とさせていただきました。原則経営陣の方にご参加いただきましたが、スタートアップにおける「経営陣以外も講義を受けられるようにしたい」というリクエストにお応えする貌で、未来X(mirai cross)内の会員サイト(EventHub)上で講義を放映し、オブザーブド参加が出来る形を試行しました。なお、このオブザーブド参加は広くスタートアップ創業・支援の基本知識を提供させていただきたいとの想いから、起業意欲の有る大学生や三井住友銀行グループの行員にも一部開放いたしました。
第1週は「マインドセット基本知識」。
必要なマインドセット研修を皮切りに、今年度のアクセラレーションプログラムを始動しました。
10/03 志・リーダーシップ「尊き挑戦者たちへ」
<講師>
デライト・ベンチャーズマネージングパートナー
南場 智子様
スタートアップとって何より大切なのが『志』、そして周囲を率いる『リーダーシップ』と考え、研修初回は南場様による対面講義をご提供。
これから更にご活躍されていく参加者の皆さまにとって、「困難な事があった際、立ち返り、心に残る」…そんな初回の研修をしたいと考えての企画です。刺激的なキックオフの詳細は、是非コチラをご参照ください。
アクセラレーションプログラム 未来X(mirai cross)2024 志・リーダーシップ全体公開研修「尊き挑戦者たちへ」を開催!|未来X (mirai-cross.ventures)
10/04 資本政策①、10/05 資本政策②
<講師>
砂川 大様(写真左)、松田 一敬様(写真右)
大切且つ後戻りができないのが『資本政策』。
三井住友銀行グループが提供するアクセラレーションプログラムゆえ、特に金融に関わる部分は”実務的”な点に重きを置き、『資本政策』は2回に亘って開催。砂川様と松田様には、ご自身でも資金面からスタートアップを支援して来られたご経験を踏まえながら、資本政策における注意すべきポイントをわかりやすくご教示いただきました。
- 他では中々教われない、「スタートアップ」向けの資本政策の基礎だったので大変勉強になった。
- 資本政策は参考となる図書や事例が少なく、特に最新の情報を反映した生の実例について学ぶ機会がほぼ皆無となるため、今回の講義は非常にありがたかった。
- 資金調達に対する考え方やグローバルに向けたチーム組成の方法など、示唆に富んだ内容が多かった。
10/05 PMF(プロダクトマーケットフィット)
<講師>
田所 雅之様
実は研修全体の構成をご相談した際、『起業の科学』の著者である田所様より、『スタートアップで、ある程度ステージが進んだ企業でも、真のPMFが出来ていない先が多いんだよね…。ぜひPMFの研修をやりましょう!』といったお言葉をいただいたことをキッカケに、今年度より『PMF』の研修を新設。
『志』や『資本政策』が確りしていても、”肝心のプロダクトが机上の空論では、前に進みようが無い”ことを早めにご認識いただきたいこと含め、PMFのイロハについて実例を交えながら学んでいただきました。
- 豊富な事例を通して、捉え所のないPMFという概念を構造的に理解することができた。
- フレームワークの引き出しの多さに感動を覚えました。PMFというテーマでしたが、スタートアップの人が陥りがちなミスについても沢山を教えていただき、とても勉強になった。
グループメンタリングは、「業種」「ステージ」別にグループ分けされている参加者のスタートアップ6~7社ごとに、業界有識者に対して自身の事業計画についてピッチを行うもので、研修プログラムの中で複数回実施していきます。
ピッチ後に即フィードバックを受けるため、ご自身の勉強する機会に繋がるのはもちろんのこと、他社の事業計画へのフィードバックを間近で見ることができる点が当企画の特徴です。
10/06 開催分
守屋 実様
以上、研修1週目のレポートでした。