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名古屋銀行様との共催イベント「Central Japan X(cross) -日本・ものづくりの中心でサステナブルなイノベーションを-」を開催!

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未来X(mirai cross)の2024年度イベントといたしまして、5月22日(水)に名古屋銀行様と共催で、ものづくり企業とスタートアップがつながる場創出を目的とした講演会・ピッチ・交流会を初開催いたしました。

当イベントはNAGOYA INNOVATOR’S GARAGEにて開催しており、現地には名古屋銀行様取引先各企業のご担当者様やスタートアップの皆さまなど約100名の方々にお越しいただき、ピッチ後の名刺交換会も含め、多くの方々に交流いただきました。

まず冒頭は、三井住友銀行 常務執行役員の髙﨑より開会のご挨拶を申し上げました。
東海地域は製造業の中心地であること、その中で製造業とスタートアップがクロスし学び合い未来に繋げる一歩を踏み出す場になればという想いをお伝えさせていただきました。

続いて、株式会社Monozukuri Ventures 代表取締役の牧野様より、「スタートアップとの連携でイノベーションを創出する」といったテーマで基調講演を行っていただきました。
地元豊橋市における人口流出といった課題やオープンイノベーションのグローバル動向、大企業とスタートアップの連携課題や施策についてお話しいただきました。

特に、スタートアップとの連携は「言うは易く行うは難し」との強いメッセージをいただき、各々の課題に対する解決策に関して、オープンイノベーションプログラム「G4A Tokyo Dealmaker 2020」等の事例を交えながらご紹介いただきました。

  1. オープンイノベーションの目的の曖昧さ
    └会社の棚卸しをしてオープンイノベーションの目的を明確化
  2. 事業成果が出るまでには時間がかかる
    └経営者がコミットして会社全体として連携体制を構築
  3. スタートアップとの会話の難しさ
    └VC/銀行等の外部の専門家をうまく巻き込む

その後、製造業の中心地らしくものづくり系を中心としたスタートアップ企業8社の皆さまによるピッチを行いました。
今回のピッチでは、事前に三井住友銀行 上席推進役の滑川よりご案内差し上げたXIS(クロスイノベーションシート)により、参加者の皆さまがより具体的に共創をイメージいただけるよう工夫させていただきました。
今回作成したクロスイノベーションシートは両行で共有し、登壇したスタートアップに適切な取引先があれば繋いでいくことにより、中堅企業へのオープンイノベーション機運の向上と裾野の拡大を図っていきます。
既に事業提携や導入実績を持つ実現可能性の高いスタートアップが多く、質疑応答でもハイレベルな議論がクロスするピッチでした。

ピッチに登壇いただいたスタートアップは以下のとおりです。
詳細な事業内容は各社のHPでご確認いただけますので、ぜひご覧ください。

スタートアップピッチ参加企業様

<以下、敬称略、ご登壇順>

  • 株式会社プロドローン
    [事業概要]
    産業用ドローンの開発・製造・販売を行い、特にインフラ点検、測量、農業、災害調査などの専門分野に特化したドローンを提供する。
  • TechMagic株式会社
    [事業概要]
    食産業が直面する労働力不足や経営上のコスト圧迫という課題を、ロボット、人工知能、メカトロニクス、ソフトウェア制御などの技術を統合したワンストップソリューションを提供する。
  • 株式会社Thinker
    [事業概要]
    「指先で考えるロボット」を実現する赤外線素子と独自AIでのセンシング技術を組み合わせた近接覚センサーの提供とロボット搭載への伴走をSIerなどと行う。
  • VFR株式会社
    [事業概要]
    「空飛ぶPC ・空飛ぶロボット」とも言われるドローンを始めとした無人機の設計・開発から調達・実装・組立・品質保証・配送・アフターサービスまで一貫提供する。
  • ASF株式会社
    [事業概要]
    EV車の開発・提供、再生可能エネルギーの利用促進など、モビリティ事業を中心としつつ、エネルギーソリューションやコネクティッドサービスを提供する。
  • 株式会社Space Power Technologies
    [事業概要]
    空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの開発電力。配線のない過疎地、被災地、宇宙空間でも利用できる送電システムの開発に取り組む。
  • KUROFUNE株式会社
    [事業概要]
    外国人労働者の生活面でのサポートと、企業の管理業務の効率化を両立させることで、外国人材の受け入れを促進し、人手不足の解消に寄与する。
  • アイクリスタル株式会社
    [事業概要]
    プロセスインフォマティクスを活用したデータ駆動型のモノづくりの高度化を行い、品質向上、環境負荷低減、生産性向上などを実現する。

ピッチ後は、三星グループ 代表の岩田様と株式会社トクイテン 代表取締役・共同創業者の豊吉様、株式会社MTG Ventures 代表取締役の藤田様により「中部地区でのオープンイノベーションの優位性」 といったテーマで特別講演を行っていただきました。

中部地区のベンチャーキャピタル・コーポレートベンチャーキャピタルの動向や中日新聞社様との共創事例をご紹介いただき、それらから得たオープンイノベーションの学びについてお話いただきました。

最後に、名古屋銀行 代表取締役頭取の藤原様より閉会の挨拶をいただき、閉会後はご来場いただいた方々とご登壇いただいたスタートアップによる名刺交換会を開催いたしました。
名刺交換は皆さまお時間ギリギリまでご参加いただき、各スタートアップの事業に対する理解を深めながら、協業の可能性について語るなど、熱のこもった場となりました。

また、未来X(mirai cross)は今後も本プログラムに沿った各種イベントや発信を行って参ります!
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


未来X(mirai cross)では、スタートアップ・事業会社の皆さまの事業共創推進に向けた取組を展開中! 各プログラムの詳細は、公式HPより会員登録(無料)いただけますとご案内いたします。
お問い合わせ:(事務局メールアドレス)