2024年度イベントといたしまして、5月29日(水)に関西イノベーションイニシアティブ様と大阪・京都・ひょうご神戸コンソーシアム様主催の「京阪神 三都X(cross)」に、未来X(mirai cross)が協力し、講演会・ピッチ・交流会を開催いたしました。

当イベントはグランフロント大阪にて開催し、現地には京阪神を拠点とする約20の金融機関より60名を超える方々にお越しいただいた他、各企業のご担当者様やスタートアップの皆さまなど計100名を超える皆さまにご参加いただき、ピッチ後の名刺交換会も含めて多くの方々に交流いただく場となりました。
今後、三井住友銀行が作成したXIS（クロスイノベーションシート）を元に、スタートアップと事業会社の連携イメージをもって、金融機関が中堅企業を含めた取引先企業へスタートアップの情報を発信し、京阪神（三都）にオープンイノベーションの機運を一部の大企業から中堅企業にまで広げていきます。

冒頭に、関西イノベーションイニシアティブ KSII副総括エリアコーディネーターの北川様の開会宣言がありました。
続いて、関西経済同友会 前代表幹事/三井住友銀行 副会長の角元よりご挨拶を申し上げました。
金融機関の方々にスタートアップの支援において、資金面でのサポートだけでなく、事業拡大に繋がるマッチングサポートでの取組にも期待すること、スタートアップの支援において、資金面でのサポートだけでなく、事業拡大に繋がるマッチングサポートでの取組にも期待することをお伝えいたしました。
また、三井住友銀行で作成したクロスイノベーションシートの目的や利用法についてもご説明差し上げました。

その後、3部形式での講演と京都・大阪・ひょうご神戸のスタートアップによるピッチで構成されるSessionを行いました。

Session1では、中堅・中小企業とのオープンイノベーションをテーマとして京都キャピタルパートナーズ 投資部長の福岡様より、設立背景やポートフォリオ、ビジネスマッチング等の取組についてお話いただきました。

Session2では、自治体とのオープンイノベーションをテーマとして神戸市 新産業創造課長の出口様より、2018年から取り組まれている官民連携のスタートアップ事例や、新しく開始した官民連携課題解決プログラムのSO-I(KOBE BUSINESS PROGRAM)についてお話しいただきました。

Session3では、大学発スタートアップをテーマとして大阪大学共創機構 機構長補佐の北岡様より、大学発スタートアップにおけるグロース課題や金融機関がファーストペンギンを見つけることの大切さ、スタートアップ支援するうえでの重要なポイントについてお話いただきました。

ピッチに登壇いただいたスタートアップは以下のとおりです。詳細な事業内容は各社のHPでご確認いただけますので、ぜひご覧ください。

スタートアップピッチ参加企業様

＜以下、敬称略、ご登壇順＞

• ファンフォ株式会社（京都）
  [事業概要]
  飲食店のモバイルオーダー導入を簡単に実現するアプリ「funfo」を開発する。
• 株式会社フツパー（大阪）
  [事業概要]
  製造業向け外観検査AIサービス「メキキバイト」の提供と、既存の工作機械に設置するだけで切削加工を最適化するIoTサービス「振動大臣」を展開する。
• Acall株式会社（ひょうご神戸）
  [事業概要]
  働く場所の最適化・コミュニケーション活性化・業務効率化を実現するクラウドサービス「Acall（アコール）」を提供する。
• 株式会社Stroly（京都）
  [事業概要]
  GPSと連動したデジタルイラストマップによって地域の魅力を発信できるオンラインマッププラットフォーム「Stroly（ストローリー）」を開発・運営する。
• 株式会社ミライロ（大阪）
  [事業概要]
  高齢者や障害者への対応方法を指導する「ユニバーサルマナー検定」や、障害者手帳アプリ「ミライロID」、バリアフリー情報共有アプリ「Bmaps」などのサービスを運営する。
• サグリ株式会社（ひょうご神戸）
  [事業概要]
  衛星データを用いた農地パトロール調査の効率化ソリューション「アクタバ」を開発し、全国の市町村農業委員会へ展開する。
• サンリット・シードリングス株式会社（京都）
  [事業概要]
  環境への頑健性を高めた植物の強化種苗を開発、微生物の効果を利用した事業の開発を支援する。
• 株式会社Thinker（大阪）
  [事業概要]
  「指先で考えるロボット」を実現する赤外線素子と独自AIでのセンシング技術を組み合わせた近接覚センサーの提供とロボット搭載への伴走をSIerなどと行う。
• 株式会社Holoway（ひょうご神戸）
  [事業概要]
  デジタルホログラフィ技術を活用した非破壊・非接触・非浸食で測定可能な測定機「スタンドアローン型平面度・厚み測定機」の開発・製造及び販売を行う。

ピッチ後は、大阪産業局イノベーション推進部 部長の中村様より閉会のご挨拶いただき、京阪神のオープンイノベーション促進に継続して取り組んでいくことの重要性、それを通じて多くの出会いを創出することへの思いを伝えていただきました。

閉会後は、ご来場いただいた方々とご登壇いただいたスタートアップの皆さまによる名刺交換会を開催いたしました。
名刺交換は皆さまお時間ギリギリまでご参加いただき、各スタートアップの事業に対する理解を深めながら、協業の可能性について語るなど、熱のこもった場となりました。

また、未来X(mirai cross)は今後も本プログラムに沿った各種イベントや発信を行って参ります！
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします！